人生の中で出来上がった「私(俺)は〇〇な人だ」の「〇〇」がその人にとって望まないことである場合。
この望まないことを望むことへと変えてゆくことが「潜在意識の書き換え」です。
以下は潜在意識の書き換えの一連です。
潜在意識の書き換え
望まないことを手放す
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良い気分にする
↓
望むことをイメージング
順番に説明してゆきます。
「望まないことを手放す」
まずはあなたの人生の中で出来上がってしまった望まない信念・・・
例えば「私(俺)は顔が大きい」「私(俺)は人間関係で苦労をする」など・・・
あなたにとって望ましくないイヤな信念を手放しをします。
紙などにあなたのモヤモヤしている内容を書き出し(書き殴り)ます。
(これをすることにより、脳は「これ(書き出した内容)は自分のものじゃない。」と判断するのです。)
↓
書き出したら、その文章にビーッと斜線を引きます。
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斜線を引いたら、書き出した紙はビリビリに破いて捨てます。
これはイメージの中で手放しをする作業です。
「エネルギーの循環」と言います。
目を閉じて、あなたの中のモヤモヤする気持ちやイヤな気持ちを考えます。
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腹が立ったりしますが、その腹が立つイヤな気持ちを黒い固まりと想像します。
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どんどんとその気持ちを(黒い固まり)を出してゆきます。
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もうすべて出しきったな・・・というところで、黒い固まりを宇宙へ放り投げます。
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宇宙は黒い固まりをキラキラな美しいエネルギーに戻します。
↓
そのキラキラした美しいエネルギーがあなたの元へ戻ってきます。
私たちのエネルギーはもともとはキラキラした美しいエネルギー。
イヤな感情などで汚れてしまったエネルギーを宇宙へ戻して、そして元の美しいエネルギ―へと戻してもらうのです。
手放しでイヤな感情などを捨てたあとは・・・
潜在意識の書き換えをおこなうためには、潜在意識へアクセスする必要があります。
どうやってアクセスするの?
幸せ、嬉しい、楽しい、ワクワク、ウキウキ♬など、あなたの気分を良い状態にするのです。
旅行へ行く予定がある、親友と会う約束がある、なにも予定がなくても、今日は楽しみなドラマがある、など。
自分にとってのワクワクウキウキを探します。
自分の身の回りにあるものに感謝をすることも、あなたの気分を良くします。
例えば、家がある、家族がいる、水道をひねれば水が出てくる、体が動く、美味しく食べれるなど・・・
このようにしてあなたの気分を良い状態にすることで潜在意識にグッと近づくことが出来ます。
幸せで心地よい気分になったらいよいよイメージングです。
イメージング方法は「潜在意識を書き換える方法」をご覧ください。
私は若い頃に2つコンプレックスが出来上がり、結果、潜在意識にまで定着してしまいました。
2つのコンプレックスをあまりにも長い間、執拗に気にしていたからです。
そのコンプレックスを解消しようといろいろと努力をしました。
ジム通いとか
食事制限とか・・
ジム通いは楽しいのですが、食事制限は正直楽しくありません。
そしてもう1つのコンプレックスは努力だけではどうにもならないものでした。
コンプレックスを気にする。
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そしてコンプレックスを無くすために努力をする。
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コンプレックスを無くすための努力=コンプレックスが頭の中にある。
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コンプレックスが頭の中にある限りは現実に反映しつづける。
気にしている限り、潜在意識にはコンプレックスが定着しつづけているからです。
当時は潜在意識の働きなどわからなかったので・・・
どうして?!!
こんなに頑張っているのに?!
といつもイライラしていました。
潜在意識は望みを叶えると同時に「嫌だ」「要らない」ということまで叶えてしまうので非常にやっかいです。
じゃあ、どうしたらいいのよ??!
そんな時にこの一連をおこないます。
著者はモヤモヤイライラがひどいときは、手放し①をおこなったあとに手放し②をおこないます。
そしてイメージングするときはなるべくリアルにイメージすることをおすすめします。
色がわかるくらいだと尚良いです。
それではなぜ、リアルなイメージングが良いのか。
人間の脳は過去、現在、未来の区別をしません。
つまりは時間の概念が脳にはないのです。
それゆえ、「望む自分・人生」をリアルにイメージをして、それを繰り返し行なっていくと・・・
脳はそれを現実のものだと解釈します。
脳は「あたかも本当であること」つまり「リアリティ」に反応する。
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リアルかつ、色がわかるくらいのイメージングをする
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すると脳はイメージングの内容があたかも本当に起こったことだと認識する。
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そしてイメージングの内容のあなたと現在のあなたが違うので、脳は一致させようと命令をする。
脳が命令をするとどうなるのか・・・
例えば、「私(俺)は顔が小さい」ことが望みであれば・・・
顔のマッサージをおこなうことに面倒を感じなくなったり、大量の飲酒を欲しなくなってきたり・・・
小顔になる情報を手に入れたり・・・
「私(俺)は顔が小さい」ことが現実になるように、脳が命令をするから、その人の行動が自然と変わってくるのです。
このようにして「潜在意識の書き換え」により、「私(俺)は〇〇な人だ」の「〇〇」が望むことへと書き換わります。
この方程式のようなものは人間関係やお金、仕事などにおいても同じです。
例えば「私(俺)はいつも人と楽しい時間を過ごす人」という望みがある場合・・・
コミュニケーションに関する有益な情報を得たり・・・
人と話すことが何だか楽しくなってきたり・・・
「私(俺)はいつも人と楽しい時間を過ごす人」にあなたがなるように、あなたが自然と行動を起こします。
ここで上記のしくみを物理的な例を上げて紹介いたします。
あなたはスマホの地図アプリを使用したことはありますか?
著者は初めて訪れる場所へ行くときには、よくスマホの地図アプリを利用します。
アプリ内で目的地を設定したら、その後はナビに従って進んで行く。
目的地へ無事到着するまでの最適なルートをナビは提供してくれるのです。
そして目的地に無事到着する、という非常に便利な機能です。
目的地を設定する。(望む自分・人生をはっきりさせる)
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ナビを開始する(書き換え実践をおこなう)
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ナビに従って進んで行く(望む自分・人生になるような行動を自然と起こす、情報などが入る)
↓
目的地に到着(望みが現実になる)
望む自分・人生をはっきりさせてから、リアルで色がわかるくらいのイメージングをする。
やがて脳はその望みが叶うようにあなたに行動を起こさせる。
潜在意識の書き換え実践はこの地図アプリ内のナビとよく似ています。
なお、この例えは著者のおすすめしている本「マインドダイエット」より少しだけ引用させていただきました。
「私(俺)は〇〇な人だ」の「〇〇」の中のあなたの望まないこと。
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「〇〇」を望むことへ変えてゆきたい。
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リアルで色がわかるくらいのイメージングを継続しておこなう
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やがて脳が「リアル」に反応して望む自分になるように、その人に行動を起こさせる、又は情報などを得る
↓
望みが現実になる
最初は望む自分・人生をうまくイメージできないことがあると思います。
なぜなら、かなりの時間を掛けて「私(俺)は〇〇だ」という自己イメージを潜在意識に定着させてきたのですから。
その人の「現在の姿」=「自己イメージ」を潜在意識に定着させ、無意識に強くイメージしているのです。
そのため、本来望んでいる自分・人生をイメージできないんですね。
例えば、「私(俺)は顔が大きい」という信念を持ち続けていたら、鏡に映るあなたの顔は大きいです。
例えば「私(俺)は他人から嫌な目に遭わされる人」という嫌な信念を持ち続けていたら、他人から嫌な目に遭わされます。
あなたが大変長い時間を掛けて思い続けてきたことは、そのことが現実にそのまま反映するからです。
長い時間を掛けて創られた「自己イメージ」の書き換えは正直、簡単なことではないかもしれません。
それゆえ、リアルで色がわかるくらいのイメージングを継続しておこなうことが必要です。
継続することによって望む自分・人生をイメージ出来るようになっていきます。